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●日本の大腸がん患者数を減らすために、内視鏡検査が果たす意義 |
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食生活の欧米化などの原因により、2015年には日本の大腸がん患者数が他のがんの患者数を上回ると予測されています。そのため、最近では大腸がんに対する治療のみならず、予防対策が必要と考えられるようになってきました。
この研究(Japan Polyp Study:JPS)は2つの大きな指針に基づいて研究を行います。まず、1つめは「大腸ポリープ患者が大腸がんにならないためには、どのくらいの頻度で内視鏡検査を受ければよいのか」について、2つめは「大腸ポリープを切除することで、どれだけ大腸がんを予防できるのか」について調査します。その結果に基づいて、将来的に「大腸ポリープを効率よく治療することで、どの程度大腸がんの患者数を減少させることができるか」を明らかにすることを目的としています。同時に、大腸がんを予防するための適切な内視鏡検査の頻度が把握できるため、年々、増加の一途を辿る日本の医療費を抑制する効果も生まれると期待しています。
このホームページでは、JPSに参加していただいた患者さんに対して、JPSの研究内容や参加している医療機関の情報、研究の進行状況から大腸がんに関する質問への回答までを幅広くお伝えしていきます。
JPSに参加する研究者を代表して、最善を尽くして研究に取り組むことを宣言すると同時に、参加してくださった関係者の皆さまに厚くお礼を申し上げます。
最後になりましたが、JPSは患者さんの協力なしくては実現しえない研究であり、「日本の大腸がんを減らす」という大きな目的をご理解いただき、一人でも多くの患者さんにご協力いただけることを心から願っております。
国立がん研究センター中央病院
検診センター/内視鏡科
松田 尚久
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